よる、でんしゃのまど、きみからのめーる

信号機と電気街の光がびろろんのびて、それなりのスピードで電車はあたしを運んでくれますが、まだまだきみまでは遠いいようで、なぜだか泣きたくなる、『もうすこし』『いいよまってるから』『待たせてるのいやだな』『いいってまってるよ』『トイレにいきたい』『わかったからそれもまってるから』『なんか泣きそう』『なんだよそれ』『ほんとにもうすこしだから』『うん』
改札からでて小走りに近づいたら、「はしんなよ」とちょっとうっとおしそうな顔をしたきみがいたので、安心しました、そして二人は、よるに消えていきました