むこうの、くうき

でんわでたくさん「ごめんね」とゆうきみがとてもかわいかったのでなんでもない風にわらってしまった
だけど、そんなことよりも、たまらなく会いたくなってしまってねれなくなった、真夜中のじっとりぬれたくうきがまどからはいって、あたしはきみをかんがえた、かんがえてかんがえて、「ごめんね」ってゆうよりも、「いまからおいで」とゆってくれたらぼろっちくなったスニーカーをつっかけて走って会いにゆくのにな
そんなことをただただねむりにつくまでの間、ぼんやりとぼんやりと、かんがえた
きみのこえはいちばん、だいすきで、いやらしいです、みみたぶのうらっかわでなまぬるく聴かせてくれたら、そんなしやわせは今これ以上ないとおもうんだよ、「ごめんね」とゆう声もまわりのざわめきも、極上で、よけいとくるしめる
きみはずるくてかわいいな