真昼間の陽ざしにあたるきみの肩と右のほほ
ちりちりと熱い、その皮膚をなぞりながらあたしはふと
これはなんて安堵なんでしょう、と、指を結ぶ
少し冷えた指先が手の甲にあたり、それすら気持ちいい
きみの白い色した肌があたしに重なりまた確かめる
そこに二人がいるということを
真昼間の雲に、陽に、空に、隣の家の窓に

猫がほしいとつぶやいた
猫がほしいね、と返ってきた
真ん中に猫を入れて眠りたい、と、二人で指を結んで考えた
こんな昼間が、日曜日が、続けばいいのにとうすらぼんやり考えたけど
口にするときっと君ごとキレイに消えてしまうとなんだか思っているので
内緒の内緒で、願った