舌のもつれと口の端の泡

○○です!よろしくお願いしまーす!どうぞぉ!と、これを何度となく言い続けるうちに口の中が渇き、舌の動きが鈍くなる。結果ワタクシは何時間もの間『よっしくーおねがっしまー』と意味をなさない何かを叫び続けていたのだ。口の端にはグロスでふやけた皮膚の残骸と泡をつけていたと思われる。ばっちー姿で老若男女にアピール。喜ぶべきか老人達には『あんたー優しいねぇ』『気前いいわねー』と囲まれる始末。君らは鳩ですか!と怯えた。そういう昨日。ワタクシが見たのは老人が絶対、絶対周りを見ないで渡った道路に車がヒュンと突っ込んできた。どう考えても、老人!こら!となるところ、おじーちゃんは逆ギレで立場を逆転させたのだ。つおいお人であるなぁ。おじーちゃんどっからそんな怒声が出るんだよ。それに負けじとこちらも『よっしくー!』と叫んだらば、老人と関係者に『ちょっと、あんた離れたとこでやって』と怒られた。野次馬していたのはワタクシです。どうぞぉ!